「心理的安全性が高く」

異なる幽霊たちの写真に耳を傾けて、彼らの共通点を探そうとしている。血が乾いたような質感の髪の毛たちを従えて、崖の上に立っているのが他でもない私だ。融けてしまわないことだけが誇りの、しがない私だ。勇敢な馬や鈍い羊のように、狂い慣れていないこ…

空白を満たすには若すぎる

果物のような甘さで日々は加速してゆき、それはそれは健康的な鬱屈である。皿の上のケーキを孤独と例え、過剰なまでの装飾を咀嚼する。目的地を経由するバスの、亡霊によく似た明るさが街ごと吸引しながら進む。高らかに笑う少年少女はいない。平和を願う鐘…

誰かがこの足音を笑っている

「まぼろしだったから、あれは ほろほろ崩れてまるで、罪ほろぼしだね なんて 言った 」 「公園の遊具は夜を想定していなくて、だからこそ人は人に恋をするのでしょうか」

壊れた果物ナイフ

果物の匂いがする手で髪に触って 台無しにされちゃったほうの 黒板に書いてあったような ふたつの軸が 今 見えているの あれにはどんな意味があったっけ とかを考えている 自分のことなのに、嘘かも って思ってる もしかしたら自分のことじゃないのかも って…

朝が来ると感動をする

迫り上がる夜か朝かわからない部屋の暗さか明るさか 爪を立てればやわらかい言葉に勝る体温なりや 「雪の鳴るほう 鬼さん、こちら」 桃源郷あれは躑躅の髪飾り白い躑躅のあばら骨 撫でると咽び泣くゆめの覚めてかわいい忘れんぼう うそつきの窓辺ないけど教…

みっちゃん

☆みっちゃんは自動販売機にもたれかかって本を読んでいる ☆あたしはその隣の自動販売機にもたれかかって、なにもしてない あ「ねえ、まぶしくない?」 み「んー まぶしくはない。」 あ「それ、おもしろい?」 み「んー おもしろくはない。」 みっちゃんはそ…

僕だけのわずかな頂点

滅することのない握手の残骸 地下への階段を駆け上がるとそこは永久が絡みあった魂の墓地だった 深い息に呼応するようにして目尻から溢れる淡い 握り締めて離さないこの膨らみをまるでいつか死ぬもののように扱う 渇いた喉に到達する瞼の痺れがやがて熱へ 皮…

おやすみ、は言うけどおはようは言わない みたいなお家

おやすみ、は言うけどおはようは言わない みたいなお家 固形石鹸、鉄道模型、エラー、走馬燈、横断歩道、伸縮、予定/計画、避妊具、大画面、感電、食器用洗剤、探る、近く、湯豆腐、爆風、眠気 愛に飢えているようなひと そもそもを知らない 振り返る 耳が聞…

初夢

今日の写真 無印良品で買ったもふもふ毛布(しかも20%オフ) 目がさめると、たくさんの人が見た夢のことをお披露目していた 私はどんな夢を見たっけな、と思う頃にはもう遅い 忘れてしまったのだ 夢を見たことは覚えているのだが、目が悪い人ってたぶんこん…

眠るなら

凍った水で清めた指と指が物理的な距離を隔てて絡み合う。もっと深いところにいるはずの人。表層部に現れた目眩を削って、ここが可視化できる場所であるはずがない。幻覚に似た鐘の落下は振動である。粘膜が遠のく頃、柔らかく濡れた眼球に舌先で触る。循環…

言いたいことが無くなってしまった。誰に対しても、何に対しても すぐそばに川が流れ、ベランダからボロいプラネタリウムの屋根が見える部屋に住むことになった。 棒付きの飴が道端に落ちている 馬鹿になりたくないな 青森駅前にスタバができてからしばらく…

日記

2018年12月18日(火) 今日が何日かよくわかっていない。iPhoneのカレンダーを見たら18日だった。 何度寝したかわからないけれど、とりあえず起き上がることができたときには13時になっていた。『恋は雨上がりのように』の5巻を読み終える。そういえば鳥飼茜…

雑記

夜中、目が覚めたとき、さっきまでの数時間は冷蔵庫のような眠りだったと思った。温度ではなく、形についてそう思った。夢の中で、わたしは、馬乗りになって人を殴っていたような気がする。振り上げたときの、やたらと鈍い腕が、やはりこれは現実ではないと…

眠りながら舌を噛む

Tumblrを開設してみた。 https://naruneri.tumblr.com/post/180070811287/ とりあえず、短い文を書いた。 本当はもっと読んだり書いたりしていたい。文章ができなくなったらいよいよ、私が生きていても許される理由が無くなる。他人がどう感じているかは関係…

デ・

青森駅ビル『LOVINA(ラビナ)』の4階ぜんぶと5階の一部が宮脇書店だったんだけど、昨日ラビナの前を通ったら「さわや書店 OPEN」の張り紙がしてあった。何日にオープンするのかは忘れた。 早く仕事が終わったから久しぶりに本屋に寄ろうと思って、いつもは…

コンビニで801円使うということ

『南瓜とマヨネーズ』の臼田あさ美を観てアメスピの箱を財布にしたいとガチで思ったんだけど、中学の頃にマジでクソほど嫌いだった女がInstagramのストーリーに「あたしアメスピ吸ってます」的な写真を載せていてガチでシラけた。それでわたしは、タバコを吸…

シンルチュウ

そういえば書いたことないなって思って、小説を書こうとしてるんだけど、物語に興味ないとか抜かしてる人が小説なんざ、書けるわけがねー。小説は物語だ、映画も物語だ、だから小説にも映画にも、あんまり夢中になれない。わたしが夢中になっているのは、Twi…

日記30

2018年11月3日(土) 30日目。キリがいいのでこれでやめる。 罪悪感のひとつもなく眠っている時間が無い。

日記29

2018年11月2日(金) 街頭インタビューに応じる青年の汚い髪一本を成す細胞の隅まで憎い。見知らぬ人の精液が垂れる映像を夢の中で見た。雨の中を小学校の頃の同級生たちと走った。誰でも良くて、誰にも何も感じない。そういう人に夢中になっている。市営バ…

日記28

2018年11月1日(木) あと少しで今日が終わるんだけど、なにも感じなかったな、まだ顔洗ってないな、めんどくさいな、整腸剤飲んでないし、ビタミン剤も飲んどらん、歯医者に顎関節症って言われたので作ってもらったマウスピースをはめとるんやが気になる、…

日記27

2018年10月31日(水) noteを更新しました。 『投函と円環』のおしらせ https://note.mu/naruto_nerineri/n/nfee0c60aee09 美学とかすぐ言ってまう。でも美学とか信念とかはあったほうがいい。共感じゃなくて共鳴してたい。石の腕輪みたいな「1」の連なりで…

日記26

2018年10月30日(火) 青森市の東に位置する浅虫、太宰の『津軽』やamazarashiの曲の歌詞にも登場するので聞いたことがある人もいるのでないかな、と思います。その、浅虫というところには温泉や海水浴場や水族館、まぐろが山盛りの海鮮丼などがあって、市街…

日記25

2018年10月29日(月) 日記というものは本来他人に見せるべきではないということを忘れてこれで100回目よ!ま、3年前から同じタイトルでブログは書いていたのですが。それにしても毎日書くのはムズいわね。甲本ヒロトが「長く続けることが目的になっちゃ楽し…

日記24

2018年10月28日(日) ぽろっとつぶやくたびに詩になっちゃうから、困っちゃうなあ。と、市民病院前のバス停で、島田さんはつぶやいていた。わたしは、そのつぶやきには、詩を感じられなかったのだけど 「詩人なんて 目指しちゃだめなのよ、あれは 生まれつ…

日記23

2018年10月27日(土) 最後のお願いに参りました、おくや進でございます、おくや進でございます、おくや進でございます…… 逡巡してる、円滑を装って時代はぐずぐずしてる、またはただの傾斜、口角は鋭角、リサイクルショップに集められた活字であたらしくあ…

日記22

2018年10月26日(金) そういえば中学1年生のときの学籍番号、1222だった。1年2組22番、って2が3つ続いてるのになんか覚えられなかった、内履きのかかとに氏名、つま先に学籍番号を書くって校則で指定されていた。学籍番号を思い出せなくてなんだっけって思…

日記21

2018年10月25日(木) 「お会計1,015円です」って言ったら「そんなにする?」と怪訝な顔をされたので「スミマセン」って打ち直したけどやっぱり1,015円だった から「スミマセン、やっぱり1,015円です」って言った。そしたら「前いたお姉さんはもう辞めたの?…

日記20

2018年10月24日(水) 日記20回目。まだなんとか性懲りも無くギリかろうじてやってます。やれてるのかなあ、これは。 高校生の頃「教養が無い人とは、…」と言われたこと、何回でも思い出すな。19歳くらいまでは、一旦とりあえず就職してお金貯めて仕事辞めて…

日記19

2018年10月23日(火) 休日。 セブンイレブンへ行って帰ってくるだけの間に三度選挙カーとすれ違う。たてやま、とかいう人どこかで見たことがあるなと思ったら、たぶん中学のPTA会長かなんかだった人だ。市議会選挙の告示がされてからだいぶ騒がしくなったが…

日記18

2018年10月22日(月) コンビニする機運、というものがある。それを逃したからと言って死ぬわけじゃあないけれどさー。死ななければなんだっていい、ってわけでもないし。借りパクされても平気なCDとかも存在するわけで、例えば昨日見た夢の登場人物に今日は…