シンルチュウ

 

そういえば書いたことないなって思って、小説を書こうとしてるんだけど、物語に興味ないとか抜かしてる人が小説なんざ、書けるわけがねー。小説は物語だ、映画も物語だ、だから小説にも映画にも、あんまり夢中になれない。わたしが夢中になっているのは、Twitterのタイムラインくらいで、それに物語を感じたことはない。自分の日常に物語を意識してないし。人の生きてきた過程を人生と言い換えたりもするが、それをさらに物語と言い換えるのがわたしは好きでない。物語というのはきっと、当人の意識の外で発生している、つまり意識とはすっかり並行した時間軸のことなのではないかしらと思っているのだけど、わたしはそっちには興味がなくて、物語を意識していないほうの時間軸、が好きだ。誰しもが並行世界で物語をやっているのだけど、それは虚構じゃないからなんだか具合が悪い。複製された、ような。わたしが生きているこの時間を物語と呼んでしまうとき、もうひとつの時間にいるわたしの存在に気がついてしまうことになる。綺麗に蝶結びなんかできたらいいが、下手に交わると二度と元には戻らない。とにかくわたしは物語に興味がない。それが世界(そもそも"世界"が漠然とし過ぎてる)のすべてを否定する感情、行為だとしても、物語がすべてではない世界(そもそも"世界"が漠然とし過ぎてる)があって、生きるならそこがいい。